おすすめの学習方法

科目A-1・科目A-2

まずは、過去問題をしっかり解くことから始めましょう。
ご存じの方も多いと思いますが、午前問題の半分以上は過去問の流用です。

少なくとも3期分初受験の方やブランクがある方は6期分を目安に
どの回でも満点が取れるくらい仕上げておくと、本番もかなり安心です

科目B-1・科目B-2

基本は過去問の実施です。

解答根拠までじっくり考えるのがポイントです。マイペースで、でも丁寧に進めましょう。

過去問題実施のルーティン

  1. 過去問を解く(時間も本番に寄せておくと◎)
  2. IPAの公式解答で採点
  3. 不正解の設問は本文に戻る
    • 模範解答の解答根拠がどこにあるのかを確認
    • 不正解の理由をひとことメモ(例:読み落とし/因果の向き/用語の定義ぶれ など)
  4. 手元の解説・問題集(あれば)でチェック
    • 自分の解答根拠の筋が合っているか確認
    • 良かった表現や“型”は自分用のメモにストック

この流れをくり返すと、記述の型が自然と整ってきます。

試験では「日本語の読み取り力」が意外と重要

情報処理技術者試験はテクニカルな内容が中心ですが、実は以下の2点がとても重要です。

  • 日本語を正しく読み取る力
  • 細かい表現を見落とさない注意力

私が対策講座を担当していてよく感じるのは、現場経験が豊富な方ほど、意外と点数が伸び悩むケースが多いことです。どうしても「実務の感覚」で答えを作ってしまい、結果として以下のようなことをしてしまいます。

  • 問題文の意図とズレている
  • 問題文の一部を読み飛ばしている

ときには「この問題、おかしくないですか?」とツッコミを入れたくなる問題もあります。でも、試験では“出題者の世界”の中で戦うしかありません。現場では自由にケチをつけてOKですが、試験中は素直に問題文を受け入れるのが合格への近道です。