ネスペ合格までの道のりを、ゆるっと丁寧に解説します
ネットワークスペシャリスト試験(ネスペ)に向けて、必要な知識や過去問題をゆるやかに整理しています。
20年以上、試験指導や模擬試験の作成に関わってきた経験をもとに、覚えておくと安心なポイントや、記述式で少しでも得点を伸ばすコツを紹介しています。
更新はのんびりペースですが、少しずつ内容を増やしていく予定です。堅苦しい説明ではなく、「なるほど、そういうことか」と思ってもらえるような記事を目指しています。
「このテーマも知りたい」などのリクエストも気軽にどうぞ。
2026年度からCBT方式へ移行します
2026年度からは、ネットワークスペシャリスト試験(NW)をはじめとする高度情報処理技術者試験が、これまでの紙試験から CBT方式(Computer Based Testing) に変わります。
詳しくは下の記事でまとめていますので、受験予定の方は一度チェックしてみてください。
おすすめの学習方法
科目A-1・科目A-2
まずは、過去問題をしっかり解くことから始めましょう。
ご存じの方も多いと思いますが、午前問題の半分以上は過去問の流用です。
少なくとも3期分、初受験の方やブランクがある方は6期分を目安に
どの回でも満点が取れるくらい仕上げておくと、本番もかなり安心です
科目B-1・科目B-2
基本は過去問の実施です。
解答根拠までじっくり考えるのがポイントです。マイペースで、でも丁寧に進めましょう。
過去問題実施のルーティン)
- 過去問を解く(時間も本番に寄せておくと◎)
- IPAの公式解答で採点
- 間違い・迷いは本文に戻る
- どの一文/図表のどこが根拠か、線や付箋で印をつける
- 外した理由をひとことメモ(例:読み落とし/因果の向き/用語の定義ぶれ など)
- 手元の解説・問題集でチェック
- 自分の解答根拠の筋が合っているか確認
- 良かった表現や“型”は自分用のメモにストック
この流れをくり返すと、記述の型が自然と整ってきます。
試験では「日本語の読み取り力」が意外とカギになります
情報処理技術者試験はテクニカルな内容が中心ですが、実は以下の2点がとても重要です。
- 日本語を正しく読み取る力
- 細かい表現を見落とさない注意力
私が講座を担当していてよく感じるのは、現場経験が豊富な方ほど、意外と点数が伸び悩むケースが多いことです。
どうしても「実務の感覚」で答えを作ってしまい、結果として以下のようなことをしてしまいます。
- 問題文の意図とズレている
- 問題文の一部を読み飛ばしている
ときには「この問題、おかしくないですか?」とツッコミを入れたくなる問題もあります。でも、試験では“出題者の世界”の中で戦うしかありません。現場では自由にケチをつけてOKですが、試験中は素直に問題文を受け入れるのが合格への近道です。
最後に
少しずつコンテンツを増やしながら、ネスペ対策を整理していく予定です。
試験勉強は長く感じることもありますが、焦らず、自分のペースでのんびり進めていきましょう。
このサイトが、勉強の合間に少しでも役に立ったり、ふっと気が楽になったりする場所になればうれしいです。

